ドアを開けたらそこにはサンタクロースのような青い目をした気のいいマゾ。
彼は日本語が上手で、私も少しは英語を話すのでコミュケーションに支障はなかった。
とにかくSMクラブが久しぶりだから優しくしてほしいとの要望だった。
私はヒアリングし、その通りにプランを立てプレイをした。
海外のマゾとセッションをして面白いのは、彼らの文化や使う言葉に触れられることだ。
彼は頻繁に、「Oh fuck…」「Jesus!!」「JesusChrist!!」などと喘ぐ。
私はその度に興奮してもっと苦しめ快感を与えたくなる。
SMのいいところは言葉を必要としないところだ。
SMという行為は全世界共通言語なのである。
相手の国籍がなんであろうが、私は彼らを支配し快楽へ導くことが出来る。
なんて素晴らしい世界なんだ、とその度に感嘆する。
だから海外のマゾも大歓迎なのだ。
新しい気付きと発見、インスピレーションを与えてくれるから。
あとジェントルマンだったわね、私の好みを完全に把握してたわ。
『Seriously, you do it!』
