MISSTRESS BLOG

ミストレス ブログ

【少しだけ】

SMというのは、毎日が学びだ。

今日、乱入に行ってきた。

そして、なぎささんとも少しの時間だったけれど、お話をすることができた。

なんて恵まれた日なんだろう。

そんなことを思いながら過ごした今日、私はひとつ気付かされたことがある。

私は、物事の楽しみ方を知らなさすぎる。

正確に言えば、

自分が「楽しい」と感じていることを、どちらかというと【悪いこと】に近いものとして認識してしまう節がある。

楽しんでいいのかな。

こんなに楽しんでいていいのかな。

もっと何かしなきゃいけないんじゃないか。

そんなふうに、楽しいという感情にすら少しだけブレーキをかけている自分がいる。

昔、一緒に遊んだ友人に言われたことがある。

「大丈夫?ちゃんと楽しかった?」

「楽しんでもらえたか不安」

私は、その時心の底から楽しんでいた。

本当に楽しかった。

それなのに、それが相手に伝わっていなかった。

それが、なんだか悲しかった。

私が楽しいと思っていることは、ちゃんと相手に伝わっているのだろうか。

それ以来、そんなことが妙に気になるようになった。

楽しいって、どうやって態度で示せばいいんだろう。

笑えばいい?

たくさん喋ればいい?

「楽しい」と言葉にすればいい?

でも、言葉にしすぎると、なんだかわざとらしく感じてしまう。

本当は楽しいのに、

「楽しんでいるように見せなきゃ」

と考え始めた瞬間、今度は自分を演技させているような気がしてくる。

それが嫌だった。

だから私は、自分の「楽しい」を上手く外に出せないことがあった。

今日、少しだけ考え方が変わった。

表情にすること。

言葉にすること。

態度にすること。

それは、私が自分を偽って演技することではない。

【楽しいという感情を、相手に伝えるための手段】なのだ。

そう考えてみたら、少しだけ楽になった。

笑ったからといって、嘘をついているわけじゃない。

「楽しい」と言葉にしたからといって、わざとらしいわけじゃない。

自分の中にちゃんと「楽しい」がある。

その事実を、相手にも分かる形にして渡しているだけなのだ。

そう思えた。

私は、自分の感情をそのまま相手に伝えることが、少し苦手なのかもしれない。

でも、だからといって、伝え方を覚えることが「偽物の自分になる」ということではない。

むしろ、自分の中にあるものをちゃんと相手に届けるための努力なのだ。

SMも、きっと同じなのだと思う。

私はマゾとの間に、心と心で繋がる関係を作りたい。

だったら、私が何を感じているのかも、ちゃんと伝えなければならない。

嬉しいなら嬉しい。

楽しいなら楽しい。

お前のことをもっと知りたいなら、そう伝える。

そういう小さな積み重ねが、二人の間にあるものを少しずつ形にしていくのだろう。

今日、私はそれを学んだ。

大きな答えではない。

人生がひっくり返るような気付きでもない。

ただ、

【少しだけ】

自分を許せるようになった。

楽しんでいる自分を、悪いものだと思わなくていい。

楽しさを伝えようとする自分を、演技しているのだと責めなくていい。

私の中にある「楽しい」は、ちゃんと本物なのだから。

それを誰かに伝えたいと思うことも、きっと本物なのだ。

今日は、そんなことを教えてもらった。

SMというのは、毎日が学びだ。

そして今日もまた、私は少しだけ前に進んだ。

ほんの少しだけ。

でも、それでいいのだと思う。