高貴で麗しいことを意味する言葉【美】
その対極にある言葉がマゾ豚だとするならば、お前たちは汚らしくて低俗。ということになるわよね
だけどおかしいと思わない?
高貴で麗しいはずの女王様が、そんな醜い存在と触れ合いたいと思うかしら?
ルイはどうやら思わないみたい。
女王様とマゾの上下関係や主従関係に高低差をつけたいなら、確かにマゾの存在価値を奈落まで堕とすのが手っ取り早い。
だけどそのやり方って、必ずしも女王様の価値が高いと言えるのかしら、それは本当に高貴で麗しい存在と言えるのかしら?
ふふ、ルイはこういうことを考えるのが好きよ。
この前おかしなマゾと話した後に一人で考えたの。
お前たちの言葉は時に、ルイ新しい発想をもたらすわ。
そして一つの結論にたどり着いたわ。
お前達がどれだけ自分の価値を高めようとも、ルイという女王様の足元にも及ばないとね。
実は私、結構潔癖みたいなのよね。
聖水や黄金が苦手という話ではないわ。
質の低い人間と関わりたくないの、男女問わずね。
どんなニンゲンと関わろうとも、私の価値や質が脅かされることはないけれど、つまらないのよ、浅いコミュニケーションには何の面白みも感じないわ。
私はもっと狂ったような高貴なコミュニケーション遊びが好きなの。
一度限りのセッションよりも、年単位で続く調教を好むのはそういう考え方があるからよ。
お前の人生を私に見せて欲しいの。
私が観測できるのは、お前と出会ってから後の人生からだけれど、過去のことだって聞けばいくらでも知れるもの。
お前の生い立ちから、今のお前の人格を構成する要素まで全て、私の手中に収めておきたいわ。
それをわかった上で、私好みのマゾに調教していくんですもの…。
お前のこれまでのマゾ生の常識を覆すように調教するの。
いわば書き換えね。
それも、自分の価値観がしっかりと書き換わってゆくことを自覚させながら、その脳に、神経に、思想に刻み込むのよ。
そう、まるで意識があるまま脳の手術を受けるようなイメージよね。
その結果、お前は自分自身に歪みを感じるのか、それとも真っ当さを感じるのか。
その全てを、ルイ女王様に報告しなさい。
わかったわね。
