マゾヒストとは、マゾヒズム(Masochism)という傾向を持つ人を指す。
マゾヒズム:性的文脈では、相手から精神的または肉体的な苦痛や屈辱を受けることによって、性的満足や快感を得るという性的嗜好(パラフィリア)を意味する。
一般的な文脈では、自虐的な傾向や、困難な状況や苦痛を好んで受け入れる性質を指して使われることもある。
まあ、定義については割とどうでもよいのだけれど。
私にとって重要なのは【お前は自分がなぜ狂っているのかを考えたことがあるか?】
ということ。
お前を狂わせているものはなんなのか。
そもそもマゾヒストたちは狂っているといえるのか?
私は時に問いたくなる。
なぜなら
狂っていると感じるのはそれが【異質】であるからだ
異質とは、性質や特徴が他のものと違っていること、またはその性質そのものを意味する。
「異」は「異なる」、「質」は「性質」や「たち」を表しており、それらが組み合わさることで「異なる性質」という意味になる。
口説いようだが定義どうでもいい。
では【他のものと違っている】とは?
それはつまり【世の中において少数派であること】とか【公にできない価値観】と言って差し支えないだろう。
その価値観とは誰がもたらしたものか?
他でもない、ニンゲンである。
私たち(お前たち)は今日(こんにち)まで何十年、何百年と積み重ねられてきた価値観の上に生きている。
それを疑うこともなく。
【自分が異質である】ということ
【自分が狂っている】ということに
何の疑問も持たず自分がマゾヒストであることを受け入れていないか?
疑うことを放棄していないか?
己のマゾヒストを受け入れ、疑うことを放棄したのは自分自身を守るためか?
もしそうならばお前がなぜマゾヒストなのかを考え、疑ったその時に
お前は本当の意味で壊れ、崩壊するのではないのか?
私はお前を、本当の意味で壊したい。
お前がそうなった時、それはどのような景色なのかを見たくて見たくて仕方がない。
そう渇望する私もまた、お前たちと同じように狂っているのだから。
